ASUS製のノートPC UX31Eは、ちょうどOSをWindows10にアップグレードさせた頃からWifi接続が不安定でした。
そんな調子が悪い内蔵無線ネットワークデバイスの代わりに使用してたUSB無線デバイスも最近になって不具合を生じたことから内蔵されている標準モジュールを同等品に交換することにしました。
内蔵無線LANモジュールの型番をチェック
UX31E標準の無線ネットワークデバイスは、調子が悪いと言っても何の加減なのかときどき接続が回復するときがあったり全く反応がないわけではなかったので、不具合のあるWifiモジュールを入れ替えればなんとかなるとは考えてはいたところでした。
さっそくノートPCを裏返しにして、カバーを開け入れ替えるべきWifiモジュールの型番を調べることにします。
目的のWifiモジュールは、画像の左上に見える白と黒のアンテナ線が接続された四角い小さなパーツ。
このアンテナ2つと固定されているネジ1本を取り外して型番をチェックします。
AzureWaveのネットワークアダプターAW-NB086
取り外したWifiモジュールは一般的なノートPCのネットワークアダプターより奥行が短く小さめです。
裏面に貼られたラベルにはAzureWaveというブランド名とAW-NB086という型番が確認できました。
実は不具合が生じ始めた何年か前にも、この「AW-NB086」という型番で交換部品を入手できないかと調べたことがありましたが、当時はAmazonやヤフオクしか入手先の候補が無くなかなか見つけることができませんでした。
普通の真四角に近い形のアダプターはあったのですが、UX31E用の長方形のものは当時情報も少なく見つけることができませんでした。
今回はebayなんかの海外サイトも含めて探したところ簡単に見つけることができています。
海外サイトから交換品を入試して入れ替え
画像の左側が新しく購入したAW-NB086です。手配先は某海外サイトでしたが今ではヤフオクでも手に入りそうです。ただし、ヤフオクでもAmazonでもこの手のパーツは実際に動作を確認できるまで安心できない気がします。
裏面のラベルも型番などの表示は全く同じでした。右の不具合品のラベルが折り曲げられているのは取り付けネジとの干渉をさけるためのようで、左の新しい方も取り付け時にはラベルを折り曲げて取り付けることになります。
新しいWifiモジュールをマザーボードへ取り付け2本のアンテナも元通り取り付けたらPC裏のカバーを閉じて電源を入れます。
PCが起動出来たら、最初にWindowsのコントロールパネルからデバイスマネージャーにアクセスして、無効にしていたネットワークアダプターのドライバを有効にします(USBアダプタ利用時は無効にしていたため)。
この「Qualcomm Atheros AR9485WB-EG Wireless Network Adapter」というのが、実際のデバイスの名称と違うのが気になるのですが、AW-NB086にはWindows10のドライバは用意されてなくて同じようなチップが使われているQualcomm Atheros AR9485WB-EG Wireless Network Adapterのドライバが自動で適用されているということかと思われます。
このネットワークアダプターのドライバについては、Windows7からのアップデート時にあれこれ試した記憶がありますが、その後にOSのクリーンインストールを実施しているので現在表示されているこのドライバがもっとも適しているのでしょう。
ドライバを有効にした後は交換した新しい内蔵モジュールにより自宅のアクセスポイントにスムーズに接続できて、ブラウザからのWebページへのアクセスも問題ないことを確認できました。
この投稿記事も新しくなった無線アダプターによって作成、編集後に公開しています。
Wifi接続が好調になったことで今まで塞がっていたUSBポートも自由に使えるようになり、この先1年はWindows10で頑張れるであろうUX31Eをとことん使い倒すに良い環境が整ったようです。
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