SANGOテーマでは、固定ページ用に作成したページをカテゴリーページとして表示できる機能が搭載されています。
この機能を有効にしたときに表示されなくなってしまうカテゴリーの新着記事と既存の2ページ以降へのリンクを設置する方法についてまとめてみました。
また従来からあるカテゴリー記事一覧に表示される記事数の変更法についても併せて解説しています。
SANGOテーマで固定ページに新着一覧を表示する
このサイトで採用(当記事の公開時)しているWordPressテーマSANGOでは、カテゴリーページを個別に作成した固定ページに置き換えて表示することが可能です。
参考 カテゴリートップページに固定ページの内容を表示する方法SANGO公式SEO(検索エンジン最適化)を考えた場合に、目的やサイト構造にもよりますがカテゴリーページにもテキストや画像を表示させ内容を充実したいときがあります。
もちろんデフォルトのカテゴリーページのままでも画像の挿入やHTMLタグやCSSによる装飾は可能ですが、カテゴリー編集の画面は文字入力用のエディタ部分が狭く、通常の投稿ページと比べ見出しの装飾などページの構成を充実させるには扱いづらいものです。
SANGOにある固定ページでカテゴリーページを作成し表示させる機能を使えば、通常の投稿ページと同じ方法で編集でき自由度と作業性がアップします。
カテゴリーごとの新着記事を挿入
固定ページを使ったカテゴリーページでは、画像の挿入や文字の装飾などが楽になりますが通常のカテゴリーページにある記事一覧が表示されません。
そこで次のショートコードをページ下に挿入することでカードタイプのリンクを記事一覧として表示させることができるようになります。
[catpost catid="カテゴリーID" num="出力する記事数"]
この方法で、通常のカテゴリーページ内にあるリンクとはデザインは異なるもののカテゴリーページへ新着一覧が表示可能になりますが、このままでは従来からあった一覧ページの2ページ目へのアクセス手段がありません。
これについては、2ページ目へのリンクボタンを追加で設置することで対応させることにします。
次のリンクは実際に運用している当記事を置いたカテゴリーページです。
ページ送り機能の復活
WordPressではカテゴリーページの2ページ目への表示はアドレスバーに次の通り入力することで表示が可能です。
https://サイトURL/category/スラッグ/page/02/
作成した新着一覧の下に、この2ページ目へのリンクを記載したボタンを設置すれば、通常のカテゴリーページの2ページ目に推移することが可能になり、同じカテゴリー内でさらに遡った続きの記事を新しい順に追うことができるようになります。
一覧に表示される記事数の変更方法
固定ページを使わないノーマルなカテゴリーページは、記事一覧が並ぶだけのページですがそこに掲載される記事数を調整する機能はテーマ側では用意されていません。
これは、続きの2ページ目以降を表示させたときも同じで、多すぎたり少なすぎてもバランスが良くありません。
このカテゴリーページに並べる投稿記事の数は、実はトップページに表示する記事数と同じになっていてWordPressの標準機能から設定が可能になっています。
ログイン後にダッシュボードの左メニューバーの設定をクリック「表示設定→1ページに表示する最大投稿数を変更」にあるメニューで設定されている記事数を変更することで記事数の調整ができます。
この機能は、トップページに新着記事を並べている場合は、カテゴリーページも同じ記事数になるので気が付くと思いますが、当サイトのようにトップページに専用に作成した固定ページを表示させている場合は気づきにくいかもしれません。
カテゴリーページから欲しい情報にアクセスしてもらう
カテゴリーページに表示させた新着一覧から各投稿ページへのアクセスは一般のオーガニック検索からの流入者には役立つ場面が少ないように思われます
しかし、一部の閲覧者の中には探していた情報が記載されたページだけでなくサイト全体を気に入ってくれた方がいたとすると、その方がサイト内で自分の知りたい関連情報をさらに追いたい時にカテゴリー記事一覧にアクセスできる手段が残っていればナビゲーション機能としても有効に役立つと考えられます。
例えばユーザーが自動車の空冷エンジンを専門に扱ったサイトを訪れ、メンテナンスに関するカテゴリーを網羅的に閲覧したいと思ったとき従来からあるカテゴリーページの新着一覧は有効に役立つことでしょう。
近年定着しているスマホからの検索ユーザーには、こうしたサイト内での閲覧行動をする方は少ないかと思われますが、昔から個人ブログなども対象に希少な情報をくまなく探したいという方などに使われる手段でもあります。
記事一覧を提供することはサイト内を網羅的に閲覧したいコアなユーザーにも間口を開くとができ、自分のサイト内で他にはない情報を見つけてもらうことはそうした閲覧者の満足にもつながり、サイト内での回遊もしやすくなることで検索エンジンからの評価もプラスになるのことが期待できるでしょう。
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