グーテンベルク(Gutenberg)が使いこなせないWordPress7年目の言い訳

WordPressのブロックエディタ

最近ではWordPressのエディターはグーテンベルク(ブロックエディター)を使うことが標準となりつつありますが、自分は未だにクラシックエディタを使っています。

グーテンベルクを扱えない理由

ブロックエディタのグーテンベルクに移行できない主な理由は次のことからです。

コンテンツは別のテキストエディタで作成

記事のたたき台から編集がほぼ完了するまで別のテキストエディタを使っています。

ここ最近では、ほとんど専用端末のポメラを常用していて、ポメラを使わないときでも、PCでWordPressの新規投稿からエディタに向かって書き始めることは全くといって良いほどありません。

これは、PC作業が目の疲労を招くことになるのと、パソコンでは作業場所が極めて限られ、WordPressの管理画面に入るにはオンライン環境が必須であるためです。

それから、WordPressの管理画面は操作ボタンや様々な機能を扱う為のリンクが設置されています。

これらはテキストコンテンツの作成中に誤ってクリックしないようにしなければなりません。

PCの扱いに慣れていても、エディター画面での誤クリックは全くない訳ではありません。記事の作成時間が長ければ長いほど誤クリックを誘発する可能性は高くなります。

そして、記事の編集に集中すればするほど触れてはいけない操作メニューやリンクが並んでいるのは邪魔に感じストレスになります。

少なくとも自分の場合はそうなので、新しいページを作成するのに長時間管理画面にログインしたまま文字を打ち込むことはありません。

作業にPCを使う場合でも、WordPressにはログインせずテキストコンテンツの作成はシステムの管理とは完全に切り分けて別途テキストエディタ(TeraPadなど)を用い、背景は目に刺激の少ない黒に変更し使うことにしています。

テキストコンテンツは別のテキストエディタやポメラで作成、記事タイトルやメタディスクリプションまでも一つのテキストファイルにまとめて書き込み、WordPressのエディターにはそれらをコピペするだけ。

WordPress側でやる作業はコピペと画像の挿入、誤字脱字の修正と最終仕上げだけになります。

これで、目の疲労が抑えられコンテンツの作成に関係のないシステムの誤クリック回避、ネットワーク環境に依存しない作業場所の確保が可能になります。

既存コンテンツの移転に制限がかかる

グーテンベルクを使わない主な理由は上の通りテキスト編集は別なエディタに頼りたいのが大きな理由ですが他に気になることがあります。

一度完成させた記事を他のサイトに移転させたいとき、または大幅にリライトしたいときには一度ブロックエディタへ当てはめ最適化させた文字コンテンツを汎用のエディタで編集するのが難しくなるためです。

わかりやすく言うと編集の自由度が下がることになります。

コンテンツをブロックエディタで完成させてしまうと、その後の編集もブロックエディタに依存することになるので、PC、ネットワーク環境が必須になり別サイトへの移転もすでにブロック単位で要素が関連付いているのでハードルが上がることでしょう。

ブロックエディタ移行へは編集手順の見直しが必要

同じ理由からクラシックエディタを使い続ける人が、ブロックエディタへ乗り換えを検討する場合、コンテンツの作成編集に関し大幅な見直しが必要になるでしょう。

プロではない一般の情報発信者にとって、画像や添付する動画のクオリティーを上げるのは至難の業で、Webページを使った情報の配信はどうしてもテキストコンテンツがメインになります。

ことIT分野では、システムを管理または扱う人へのUIが向上していくのは自然の流れで、今後も人が操作しやすい入出力環境へ発達していくのはWordPressに限らず全てのプラットフォームで予見できることでしょう。

ここで言い訳を淡々と述べたところで、エディターのインターフェイスは進化し続けるのは避けられません。

ただし、今まで通り場所的な環境にとらわれることなく身体的ストレスや疲労も避けられるコンテンツの作成方法を新しく見いだすのは、既存のサイト管理の他に新たな試行錯誤に取りかかる必要があるようです。

Webサイトでの情報発信にコミットすることは、同時にIT分野の進化を追うことが避けられない事を意味します。

ただし、そのことのみに固執してオンライン環境に浸り続けたりストレスが増すことだけは避けたいものです。

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