サイトを追加するならサブドディレクトリよりサブドメイン【注意点あり】

サブドメインかサブディレクトリか

当初このウェブサイトを作成したての頃、サブドメインを使って運用をしていました。

最近になってから、やっぱりメインのコンテンツ以外はサブドメインで運用するほうがサイトを管理する上で都合がよいと判断し元に戻すことに決断。

当記事の投稿を区切りとしてサブドメインでの運用に復旧させています。

既存のコンテンツをサブドメインに移すデメリット

管理上のメリットを述べるより先に、現時点で分かったデメリットをお伝えしなければなりません。

複数のコンテンツを運営する上では、サブドメインのほうがサイトを区分し易く便利ですが、ドメイン直下のサブドメインで長く運用を続けていた場合は途中からダブドメインへ移行させると移したサブドメインのサイトと元のメインサイトでSEO上の評価が下がるようです。

こうしたデメリットはWebサイトを運営する上で好ましくないため、サブディレクトリで長く運営していたサイトはそのままサブディレクトリでの継続が良いようです。

どうしてもサブドメインへ移したい場合は、メインサイトで十分なコンテンツ量が保てている必要があるようです。

一時サブディレクトリに移した理由

作成時にサブディレクトリを使っていた当Webサイトですが、インターネット界の時代の流れとして常時SSL化が必須と叫ばれた時期に、自分も取り残されるまいと当時運営していたをサイト(ブログ)を全てSSL化(httpsへの移行)することにしました。

それに伴い発生したのがSSL証明書の取得です。

当時、情報確認が足りなかったのか良く覚えていませんが、無料のSSL証明書というのが一般的でなく、ウェブサイトをSSL化するには有料オプションを使うのが一般的で、無料のSSL証明書は少し怪しさを感じたりインストールが面倒なものでした。

正直、有料のSSL証明書でさえインストールに手間がかかり辟易させられたのを覚えています。

そんなわけで、当時運用してたサイト全てにSSLを有料のSSL証明書を適用させるのは費用的な負担が増すものでした。

当時、メインサイトに置いたメールフォームだけはユーザーのセキュリティー確保のためhttpsでページを運用していました。

サブドメインで運用するサイトを全て、メインコンテンツがあるルートディレクトリの下(サブディレクトリ)で運用すれば、常時SSL化にあたって新規にコストが発生することは避けられたというわけです。

当時のそんな判断から当サイトを含めた他のWordPressサイトの全てをサブディレクトリで運用することに至りました。

サイトの独自性が判断しにくいサブディレクトリ

その後、URLがサブドメインを用いたものから、サブディレクトリを用いたものに変わりシステムも問題なく安定して動作してくれました。

あるとき気づいたのですが、自分のWebページが検索結果に表示されたときにサブディレクトリで運営しているサイト名が上位のメインサイトのサイト名で表示されてしまっています。

運営者側としては、検索結果に「ブログB」とサブディレクトリのサイト名を表示して欲しいところを、検索エンジンはサブディレクトリにあるコンテンツをメインサイトの「サイトA」として認識してしまっていました。

現在でもそうした検索結果になるのか分かりません。プラグインやSearchConsoleの設定でも対処が可能だったとも考えられますが、いずれにしても検索エンジンに健全なサイトとして認識してもらうにはイレギュラーな設定は避けた方が無難なことでしょう。

こんなことがあって、サブディレクトリを使って運用をしている間はドメイン内でのサイト設計が不完全であることに悶々としていました。

サブドメインが扱いやすいと考える理由

サブディレクトリを使ってコンテンツを運用するデメリットは他にも感じていました。

世にインターネットが広まりつつあった時代に、当時は静的ページを主としたコンテンツが主流でした。

ドメイン直下にあるディレクトリはもともと、コンテンツ内のカテゴリー分けに使われていたというのが自分の正直な認識です。

WordPressのパーマリンク設定でも、これと同様にカテゴリーをサブディレクトリで括ったような表示が可能になっています。もっともWordPressでは実際にディレクトリを作成したりはしませんが、こうした仕様はもともとドメイン直下のディレクトリがカテゴリー分けに使われていたことの名残ではないでしょうか。

本来そうした使われ方をしたディレクトリにCMSをインストールして運用することはドキュメントルートから見たサイト設計を複雑にしてしまうでしょう。

管理しているWebサイトを全てサブドメインで運用すれば、運用するサイトの数を把握するためには独自ドメインの数とそれに属するサブドメインの数を数えれば良いことになります。

また、SEO上からも同じドメインの中にジャンルの異なるコンテンツが混在することは好ましくないようです。

もっともSEOに関する指向は時代に伴い進化しつつあり、固定され続けるものではありませんが、同じドメインの中で異なる志向のサイトが混在していて、それで好評価を維持できるのは大手のボーダルサイトだけでしょう。

そして、運営規模の大きなサイトでも異なる種別のサービスを提供するにはサブドメインを用いていたりします。

ようするに管理する側が複雑に感じるサイトは、ユーザー側へサービスを提供しづらいサイト、閲覧する側が理解しづらいWebコンテンツということになるでしょう。

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